相続登記せずにいたため相続人が増えてしまったケース
2022年1月22日
状況
名古屋市にお住まいの方からの相談です。土地が昭和初期に亡くなった曾祖父の名義になっていたとのことで、曾祖父が亡くなってからも次々相続人が亡くなっていたので、現在は誰が相続を受ける対象なのか不明な状態のため、相続人を調査して、相続手続きをお願いしたいとのことでした。
結果
法定相続人を調査するため、戸籍謄本を取得し、調査しました。戸籍調査の結果、14名の相続関係者がいることが判明したため、その全員に「相続手続きに関するお知らせ」を送付し、遺産分割協議を進めることになりました。中には、依頼された方と面識の無い方もおられ、問い合わせの電話も頂きました。
そして、無事に遺産分割協議を行うことができ、最終的に相談者が土地を相続することになりました。
相続登記は特に期限に関しての決まりはありませんが、相続せずに放置していると当時の相続人が亡くくなられ、その子どもが相続人になっているなど、相続関係者が増え、次の代の相続人同士が互いに面識がなかったりして、遺産分割がスムーズに進まないケースが発生する可能性が高いです。
ですので、相続登記が発生した際は速やかに完了させることをおすすめします。
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